ネガティブ女は頑張らない

ネガティブで孤独なOLは頑張って頑張らずに生きたい

ライヴのノリ問題




ライヴが苦手。


というか、
音楽や雰囲気に酔って踊ったり跳ねたり「フゥー‼」とか言ってる周辺の人々が苦手。


お団子ヘアーにしてターバンつけてでっかいターコイズのピアスして麻だか綿だかのシワッとしたタンクトップ着て腰にネルシャツ巻いて指輪と腕輪じゃらじゃら付けて親指と中指と薬指でスタバみたいなドリンク持って余った人差し指と小指をきつねみたいに立てて腕上げてステージ見ずに自分の足元見て肩やら腰やらをふりふりして踊ってる人を見てると本当に鳥肌立つくらい帰りてぇーってなる。



そういう『浸ってる』人が本当に生理的に無理。



去年、元彼を忘れるための活動の一環=趣味探しとしてEGO-WRAPPIN'(携帯で予測変換でてきてびっくり)のライヴに行ったんだけれども、
ライヴ自体は本当にもうめちゃくちゃ超絶良かったんだけど、観客が盛り上がる様を見てめっちゃ盛り下がった。

会場がフェスティバルホールだったので「あんなオーケストラのコンサートやるような上品なホールでライヴやんの?座席取り外したりできんのかな?もしくは立って人差し指突き出してオーディエンスと無理やり動き合わせるようなサムい動作しなくてもいいんかな!うれしみ!」ってなってたけど、実際は、
前半:座って静かめな曲、後半:立ってにぎやかな曲
って構成だったので、後半にノリのいい曲になっていくにつれ前の席の観客が徐々に立ち上がっていく様子を見て「くそ、やっぱりか。ふぁっく」って思った。
ホールでのライヴは参加したことなかったので、いい勉強になりましたよ…ええ…。



それに、
前の席を陣取る客=熱心なファン=曲にノリまくる=明るい曲になると席を立ってノリまくる=その後ろの席の客がステージが見えなくなるため立つ=その後ろの席の客も立つ以下エンドレス
って方程式になってるので、結局はみんな立たざるを得なくなる。


そのライヴで私は一階のいちばん左後ろの隅っこの席だったのだけど、徐々にせり上がってくる後頭部の波を見て「ノリの姿をした強制力という名のビッグウェーブに呑まれる…」と敗北感に苛まれながら立ち上がりました。
そして完璧に呑まれて&盛り上げに参加しないとアーティストさん方にも申し訳ないなと思ったので、少し肩を揺らしてノったフリをしました。疲れた。

斜め上を見ると2階席の一列目右端らへんの人が見えたんだけど、その人は終始座って鑑賞してた。
そうか。一階ほど盛り上げる必要もないし、前に人がいないからステージ見るために立ち上がる必要もないんだ。
がっぺ羨ましいぃぃぃぃぃぃ。もし次があるならあの席がいい。映画みたいに座席が選べたらいいのに!
ていうか「立ちたくない人専用席」があればいいのに。

私は座って絵画を見るようにじっくり楽しみたいのです。


なんかノリノリでウェイウェイ盛り上がってる人は「アーティストが好きだから」というより「ライヴでノってるおしゃれな自分が好き」って感じがして無理。





ていうかもう日本人が嫌い。



YouTubeビヨンセのライヴ動画に写ってたアメリカ人の観客を見ると、彼ら叫んで涙を流して喜んでるから、もうビヨンセ関係なくそれだけで感動した。
ああいうふうに感情を剥き出しにして一心不乱に楽しむならいいけど、日本人ってみんな一緒のタイミングで「キャー!」っつってピョンピョン跳び跳ねて、赤信号みんなで渡れば怖くない軍団みたいな感じがしてほんとに滑稽で嫌い。






なんかハッキリ5での小籔さんみたいな言いがかりになっちゃったな…。




とにかくそういうのでライヴ行く気失せるんだなー。

まぁ興味あるアーティストがそんなにいないから、ライヴ行く機会がそもそもあんまりないんだけど。







欧米人に生まれたかったー!










ライヴの「ヴ」って好き。
ブじゃなくてヴ。