ネガティブ女は頑張らない

ネガティブで孤独なOLは頑張って頑張らずに生きたい

最近のこといろいろ


●3年に一度

ひょんなことから『女性には3年に一度「もうどうにでもして」という気持ちになる日がある』ことを知った。



これが嘘か本当かはわからないけど、私も異常な性欲を感じた期間があった手前、信じざるを得ない。
(ちなみにそのとき書いた記事があったので読み返したら、まぁヒドイ。面白くないし。)

確かに当時は、
体が熱くてムラムラしてやりたくて仕方なくて、勉強してようがローターを股間に当ててようが出会い系アプリで男嫌いを助長させようが、ずっとずっと出し入れされてる感覚を思い出し続けては日常会話で18禁ワードをポロリしないように細心の注意を払い、道行く若い男性の裸体を妄想しては「でもどうやって関係まで持ち込むねん」と画策したり、
という生活をしていたことがあったから、あながち嘘ではないと思った。



そのときは残念ながら本能より理性(というか惰性)が勝ってしまったのだけれど、もし私のフットワークと尻がもう少し軽ければ「テキトーに引っかけた男で済ませよう」という気になっていたかもしれない。

そしたら自信(というか「自分でもやればできるじゃん」っていう確信)がついたりつかなかったりしたのかもしれない。



まぁだから何ってわけじゃないけど。
でも3年後にまたこんなことになったときは、思いきってワンナイトを経験するか男を買おうと思った。


ていうかその頃には結婚できてるといいな…。






●母親

母の口から「私も若い頃はすぐに死にたくなってた。死ねるか確認するために東尋坊まで一人旅したけど、飛び込めなかったから自分は死にたくないんだなと思って今こうして生きてる」という話を聞いた。

正直母の昔話なんてどうでもよかったんだけど、なんか私の根暗要素とかHSP要素ってやっぱ遺伝なのかもなって思った。



母はデキ婚で人間的にも未熟な年齢に出産して、繊細と鈍感をムカつく具合に使いこなせるような小憎たらしい人間として母親になったわけだけど、
まぁ普通の母親のようにちゃんと愛情は持ってくれてる。
腐っても母親だから、私も肉親への最低限の愛情は持ってるし、人として人生の先輩として尊敬するところもある。


けど、常日頃から「デキ婚」と「遺伝するかもしれない病気(気質)を知っていながら出産」する人々を軽蔑してきた私にとって、母の選択はやはり合ってはいなかったのだと思った。思いたい。

母だって自分の親(私の祖母)に対してあまり信頼とか好意を抱いてないらしいので、私の気持ちもわかるはずなのに…。

あまりにもネガティブと親不孝が過ぎるのでこんなこと母には言えたもんじゃないけど、今のところは生まれてよかったなんて思えない。
怖くて死ねないから生きてるだけ、みたいな。



なんか、漫画とかで反抗心や病的な精神をもったキャラが登場したとき、そのキャラの親がろくでもないパターンが多い。
(不倫とか暴力とか錯乱とか自死とか)

子どもの精神異常の大きな原因が親にあると私も常々感じているので、まさか自分が親からの遺伝や生活環境により歪曲した性質を持っているだなんて知りたくなかった。信じたくなかった。産まれたくなかった。



母だけが100%加害者というわけでもないので、母を責めるのは可哀想というものだ。

けど、母を責めなければ自分しか責める対象がいない。

自分を責めたら、それこそ生きることのハードルがさらに上がる。自分をもっと嫌いになる。

だから母が嫌いなのかもしれない。

もしくは母を嫌いになりきれない自分が嫌いなのかもなって思った。

絶対に子どもにも遺伝してしまうだろうから、私は子どもを産まないと心に決めている。

でも両親は孫の顔を見たいだろうな…。

その事実または憶測が、また私を苦しめる。






それだけ。








●就職

相変わらずまだ就職は決まってない。

内定をもらった会社は何社かあるけど、仕事がつまんなそうとか給料低いとか社長がアホそうとかで全部辞退した。



無職がつらくなって就職を焦った瞬間が一時的にあったんだけど。
そのとき見た求人に少々不安があってもとりあえず応募して、会社近くのうまいスイーツの店に行くことを本命に嫌々渋々面接行って、冷静に考えたらそもそもの条件から良くねぇなーって後悔して、スイーツ買って帰ったあとに辞退。みたいなケースを何回かやってしまってた。

という非効率でバカなことをやっていたところ、直近に面接を受けた2社で印象的なことがあり適当な就活はやめようと思えたので、とりあえず記録しておこうと思う。




一社目は、営業事務を募集していた会社。

オフィス街にある古いビルの2部屋を事務所にしている会社で、給料もいいし経験のある仕事内容だったから応募した。

面接のために来社して、ビルのトイレの汚さや手指の消毒とか体温計測も無しで面接が始まったことに不安を覚えつつ、社長に大変気に入られて面接は終了し、買って帰ったスイーツを楽しんでいるころに内定の連絡をもらった。

けど、ちょっと家から遠かったし、仕事は単純でキャリアアップも無いなって感じたし、タイピングの早さだけを異常に評価してくれた社長に不安を感じたし、タイピングテスト時に使った社長のPCのキーボードにホコリが積もっていた状況からして、総合的に無いなーと思って辞退することにした。



電話で辞退の連絡をしたとき、「あなたは高い能力を持っているから、もしうちで働きたいと思ったときはいつでも僕の携帯に連絡してくれ」と社長から携帯番号を教えてもらった。

最初は社交辞令かなーって思ったけど、辞退をめちゃくちゃ引き止められたし携帯番号まで教えてくれたあたりを考えると、本気で言ってくれたのかな?
(まぁでも私は正直いうと「タイピング早かっただけで私の能力の何が理解できてん」って思ったけど)

でもたかがスピーディーなブラインドタッチと真面目そうな受け答えだけでこんなに気に入ってもらえる(ようなチョロい会社がある)なんて思いもしなかったので、なんか申し訳なくなった。


というのがひとつ。



2社目は、社長秘書を募集していた会社。

オシャレで便利な立地の駅近の会社で、社長の交渉力とか経営のいろはを近くで観察して人間的にレベルアップしてやろうと思って応募した。

残念ながら秘書はもう決まったため締め切ってしまったらしいけど、私の前職のごくごく少ない経験が業務に関係あるらしく面接することに。


話のはじめから社長がすでに前のめり気味に前職についての質問を投げ掛けてきたり、これからやろうとしているサービスの前情報まで説明してくれたり、いかに私が「その業務の経験は少ないです」と言ってもあんまり気にしておらず、何故だかめちゃくちゃ期待されてるみたいだった。

結局、二次まであるはずの面接を一次のみにされ、そのぶん二時間くらいたっぷりと話し込んだ。
(マスクしてたから良かったけど、後半は疲れて表情がひきつりまくってた。)


「僕だけじゃ判断できないんで、いちおう社内のメンバーの意見を聞いてから合否のご連絡をしますねー」と言われたけど、肌感覚では99%採用だったので、家に帰ってからも「秘書じゃなくなったけど、私はこの仕事で大丈夫だろうか。経験浅いのにやっていけるだろうか」と不安がってめちゃくちゃシミュレーションしてた。


そしたら。
なんと不採用だった。

理由は「新人が一気に二人も入ったら教育のせいで通常業務に支障が出るから」だそう。


ん???
それ最初から想定内じゃないん???


って思ったけど、どうやら社長はいかにも社長らしく”興味ある人を採用するだけしたがって日常業務のことは二の次”というような気ままな人で、実際にOJTとかを担当する現場の人がNOと言ったようだ。


なんか知らんけど猛烈にムカついた。
あんだけアツく会社の将来像を語っておいて。
あんだけ人に厚く期待しておいて。
あんだけ頬の筋肉を酷使させておいて。


と同時に、募集が秘書じゃなくなったことを知ったときに私が「秘書じゃないなら辞退します」と言えば良かったんだと思った。

しかも社長が私を入れたがっていたポストは、私をさんざん苦しめたクレハに教わった仕事そのものだった。
その仕事には興味がないから応募対象から外していたのに、就職できるかもという誘惑にまんまと乗せられ、その仕事でもいいかと思ってしまった自分がいたのだ。




希望の職業を最初から固めておけばこんなに振り回されてムカつくこともなかったはずだと思うと、やっぱ焦って仕事探すのはよくないなって身に染みてわかった。

生活費がピンチなわけでもないし、まだ失業給付も始まってないし、急がずにきちんと自分の要望を整理して、ちゃんと納得できる会社に行こう。





…というようなことを2社のおかげで知ることができたわけです。

なんか無駄に回り道して一周してきた感がすごいけど、これでまたひとつ自分で冷静に道を選択する勇気が身に付いたんだと思えば、まぁいいよね。

就職に焦るのは貯金の底が見え始めてからでいいや。
ゆっくりいこう。




ありがとう2社。
どっちもまったく好きになれなかったし興味もないけど、勉強させていただきました。
ついでに近くのスイーツも買って帰れました。




そういうことで、まだまだ無職を満喫します。


ていうか私、失業者が増えてるこの未曾有のコロナ禍で事務職希望とか内定辞退とか…。

案外図太く強かに生きれてんじゃんね。








●夫婦

行かなかったけど友達の結婚式があった。

ちびちびと遊歩道を歩く後期高齢者らしき老夫婦が恋人繋ぎをしていた。

名だたる有名人たちが不倫をした。

漫画のあのキャラは配偶者をとても大切に思っている。




それだけ。






●この怨み忘れじ

前の会社の人からラインが来た。

コロナでできなかった私の送別会ついでに飲み会をやるんだけど予定どうですか的な内容だった。


私はマジで「もうほっといて」としか思わなかった。


なんでまだ連絡してくるの?
辞めてから(というか顔を合わせなくなってから)半年近く経つのに、なにをそんな律儀に果たそうとしてるの?

てかまだコロナ終わってないんだけど?
ただでさえ飲食店だって私はまだ警戒してるのに、なんでさらにノーマスクでリスクを負ってまで気の合わない奴らと酒飲まなきゃなんないの?



普通に嘘ついて不参加にした。
てかもうブロックしていいかな…。

ただでさえHSP発揮して人当たり良く接してたせいで在職時もつらかったのに、こういうふとしたときにまで自分の首を絞めることになるなんて…。



もう二度と会いたくない。
嫌ってたのは実質クレハとおでん君だけだったし、会社としても良くしてくれたと思うし、徳井さんには再会したい気もするけど、もう私はあの会社で起こったいい思い出を思い起こすことも難しいくらいにトラウマになっちゃってる。

クレハのあの爬虫類みたいな目。
クレハに畳み掛けられている私を見て見ぬフリした他の社員。
仕事がなくて暇な日々。
逃げるように外出した昼休み。
増えない知識。
自主的に進められない退屈な仕事。
毎日のタスクと無気力に追われる一人暮らし。
ホームのギリギリを歩く小汚ない私のスニーカー。
暗い朝。暗い昼。暗い夜。

会社が辛すぎて一人暮らしの私生活まで辛い思い出しか残ってない。
楽しかったことや自分一人で乗り越えられた自信がたくさんあるはずなのに、会社のことで頭がいっぱいになって、毎日毎日どうすれば生きなくてよくなるかを考えながら生きるための生活をせざるを得なかった、あの薄暗くて窮屈な生活ばかりを思い出す。



ちゃんと蛍光灯がついたオフィスだったはずなのに、記憶の中のどの場面も夜みたいに暗い。
夜というか、戦時中の教科書みたいに黒く墨塗りされてるみたい。

そんな暗闇の中でも鋭利に光る爬虫類の瞳のぎらつきが、私をいつまでもいつまでも硬直させている。




ブロックしよう。
早く忘れよう…。


でも、それでも、






この怨み忘れじ。