ネガティブ女は頑張らない

ネガティブで孤独なOLは頑張って頑張らずに生きたい

偶像が枯れるとき



夢に見るほどまでに好きだったアイドルへの熱が冷めてきた。


そして思うこと。
私が好きになるグループには大きく3つの段階があるんだ。



一段目はギラギラ期。
若さやデビューしたてなことも手伝い、売れようと必死になって、一生懸命にただひたすらに与えられたものに励んで期待に答えようとする。
メンバーとも衝突や和解を繰り返して関係を深めていく時期。


二段目は安定期。
ヒットして人気を博して歌やビジュアルが一番魅力的になる時期。
メンバーの仲も最高潮に深まって、お互いに感謝してお互いに讃え合い最高に高まってるキラキラ期。


三段目は衰退期。
地位が確たるものとなり、焦りや競争心なんかの刺激が全くなくなる時期。
メンバーは仲良すぎるせいか家族のようになりお互いとの関心や盛り上がりが減る。でもお互いを信頼してるとかいてくれて良かったとか頻繁に伝えあったり、メンバー大好きみたいな曲を歌ったりする。
また歳をとってきたため落ち着きが出てきて、性格もずいぶん変わり、昔のほうが良かったとか言われて一定数のファンが離れる時期。
場合によってはメンバーのスキャンダルも出てくる。



そして私は三段目にはすでに飽きている(というか失望している)ことが多い。

という風になってる。今のところ例外なく。





一生懸命やって名声を得ていくのが楽しそうな様子とか、まだ有名税に圧迫されきっておらず無邪気に活動するところとか、メンバー同士が仲良くする姿を見たいのに、もう三段目にはそれらをすべて失ってしまっている。

しかも私は二段目の後期にファンになることが多いので、三段目までの期間が短くていつも残念な思いをする。



滅多にハマるグループもいないし、次に熱中できる対象に出会えるのは何年後かしら…。













仕事上、愛人とかかわることが増えてきた。

毎日5回は会話するし、私のチームの長なので仕事を教えてもらうことも多い。

やっぱ未経験入社だと勉強を一からやり直しだから、出世の部分とかで不利になるんだよなーと改めて実感。
まぁ私が人より仕事できないのは事実だし、愛人は愛人で昇給したかすらもわからんから従来の給与で使われてるのかもしれないけどさ。


まぁとにかくかかわることが増えたので、美しい顔の造形や華奢で整った輪郭やゴールドもシルバーも似合うゴージャスな雰囲気を毎日のようにビシビシ直視するはめになってる。

あーこんな美しい人がいるのに私はなんとブスなんだろう、前髪割れてないかな、おでこテカってないかな、二重の溝にファンデ溜まってないかな、とかそんな劣等感に押し潰されそうになりながらなんとか普通の態度をとろうと努力してる。
顔隠せるからマスクしてて良かったけど外す日が来るのが恐ろしい。

見た目だけじゃなくコミュ力や愛嬌も圧倒的勝ち組の人なので、別にそんなこといちいち気にしてないんだろうけどさ。
こんな完璧すぎる人を目の前にした自己嫌悪ブスの心情は穏やかではない。


そんな愛人、通ってる美容院の美容師と二人でごはん行ったら告白されたらしい。
なんかそれ聞いてうわキモって思っちゃったあたり私の拗らせ具合が相当だし、美人は髪切られてるだけで飯に誘われて連絡先交換しちゃって告白までされちゃうのかって次元の違いに驚いたし、顔はかっこいいけど3Bだしなーでも付き合ったらタダで髪切れますよねーと言って告白の答えを保留するその姿にも吐き気を覚えた。

もし告白を断ったら私は安心するし、もし告白をOKしたら私にはまたこの吐き気が待ってるんだろう。


いいなー人生ずるいなー。
料理できなかろうが美人で愛嬌あれば余裕なんだなー。
まぁ料理できない以外に今のところ欠点知らないし、そもそも料理できないのが欠点なわけでもないんだろうなー。

そう思えば私は「安いスーパー行って栄養バランス考えて自炊してる頑張ってる!」っていうのを誇らしげに掲げてるわりには「料理嫌いだから男性に料理してほしい=料理できる女を求めてる男は論外」っていう確固たる方程式を持ってたんだけど、これがそもそも矛盾してんだよなぁ。

いいなぁ美人と愛嬌って得だなー。
美人はブスより何千万円も得らしいけど本当だなー。

結婚してる人もみんな愛嬌すごいしなー。


まぁハーフアップの作り方より布ぞうりの作り方を熱心にググってる私には縁のない話だよなー。



自分生きづらいなー。
愛人転職してくれないかなー。
ていうか恋愛話になるとお腹あたりがもやもやして吐きそうになる現象なんとかならないかなー。