ネガティブ女は頑張らない

ネガティブで孤独なOLは頑張って頑張らずに生きたい

出会え出会え



彼氏ができたと偽って例の人とのLINEをやめた。
引き際が潔い人だったので助かった。

あとLINEをやめる前に送信済みの写真を消す方法をたまたま知った。
できるんだなー。セーフだった。





そしてはじめましての女の人といわゆる相席屋に行ってきた。
まぁ若い子向けの安いとこじゃなくて、ちょっと良いとこ。
といっても若い子ばっかりだったけど。

出会い目的ではなくてタダ飯を食らうためにいったんだけど、往復の電車賃考えたらまぁ自炊したほうが普通に安いよねっていう。
まぁこれも対人の練習だ。


相手の女の人はビッチになりきれてなさそうなビッチで、チチは大きいしネイルもまつげもバッチリだけど、恋愛のことしか考えてなさそうな感じの人だった。
普通にいい人だったけど、私に合うかと言われるともちろんそうではなくて、世の中の女はほとんどがこういう考えなんだろうなーって思えるようないいスタンダードモデルだった。


その人の周りにも、すでに結婚した人もいれば若いビッチな後輩もいれば結婚して疎遠になってる友達もいたりするようで、本人も遠距離恋愛の彼氏に見られないからいいやってことで頻繁に相席屋にきてるらしい。

ためになる話はまったくの0だったけど、世の大半の女の像がやっぱりそうだよなっていう実例を見れたのでいい勉強になった。


やっぱり結婚史上主義。恋愛史上主義。
その人は比較的マシな価値観を持ってたように思うけど、やっぱ私みたいな人はつまらないようだった。私もつまらなかった。


私は対男性ではある程度の融通はきくし女として見てもらえるから楽なんだけど、対女性ではとんと弱いんだなって思った。
女の子との話し方を勉強しなきゃ。




なお相席できた男性は40代の男性と、いかにも童貞&精神的にちょっとヤバイんだろうなって見た目のハゲかけた20代だった。
こんなところにまともなのは来ないとわかってるし、やっぱコロナになる危険を冒してまで来るところじゃないなーって思った。
食事のメニューも少なかったしね。
お酒はいっぱいあったけど、タバコと香水のにおいであまり見ないカクテルの味もぼやけて感じたし。
女の子と話す練習の場として割り切ろう。





というか、どうやって男を好きになるのかわからなくなってきた。
というか私が好きになれる男性がいない気がしてきた。

はじめましての男は所詮は初対面の人間でしかなくて、それどころかそのへんの石ころ~せいぜいじゃがいも程度にしか感じない。

ここからどうやって一人の人間として興味を持てるようになるのかが全くわからなくて、いつまで経っても私の想定内の動きしかしないその石ころたちに勝手に幻滅さえしたりする。

もっとユニークで、知的で、思慮深くて、優しい目元で、私を女として見る前に一人の人間として見てくれて、ある程度のマナーをわきまえた、SNSやってない人っていないかなぁ。
いないか…。



耐性がついたのかメンタルが平和だからか歳をとったからなのかはわからないけど、あぁ退屈だって思ってるなーっていう相手の表情にもダメージを受けなくなってきて、いい意味で成果や人とのつながりに期待しなくなってきてるので、いよいよ自分自身の在り方に注目できるようになってきたかも。

今まではひたすらに「相手からどう思われてるか」「どうすれば良いように見えるのか」「どうして私が一番じゃないのか」「どうすれば好かれるのか」を気にしてばっかりだったけど、ある程度は「自分がどうしたいか」「周りを気にしないでいられるか」っていう目線になってきた。
もちろん「あぁ絡みづらいやつだと思われてるなー」っていう自覚をしたうえでの「まぁそれでもいいか」っていう諦観なんだけど。

許容できる範囲が広がってきたってことかな?
歳をとるのも悪いことばかりじゃない。
まぁ加齢のせいで神経が鈍感になっていってるだけかもしれないけど。

でも前みたいに「やっぱりダメだ…私には現世は生き辛すぎる…他人怖い…しにたい…」とはならなくなった。
もしかしたらもともと私はこういう人だったのかも?とさえ思う。
前の職場で魔女にいじめられてメンタルが弱ってただけで、私はほんとはこうやってすぐに切り替えて立ち直れる人間だったのでは?と。

昔の自分なんかもう思い出せないけど、少しずつ楽になっていく自分の思考のクセを把握している今に死ぬほど感謝したくなる。




とまぁ、こんな陰の成長を見透かして愛してくれる人なんていないだろうから、婚活の先は長そうだな。





女の人とは3時間相席屋で飲んで解散した。
お互いに「この人は違うなー」っていう空気をぷんぷんに感じてたので「お疲れ様でした~ありがとうございました~^^」って言って、沿線は同じのはずなのに別々に帰った。
楽しかったですとか機会があればまた行きましょうとかの社交辞令もなくて、えらいさっぱりとした解散で笑えた。
帰り道に見た手を繋いでるカップルが奇跡みたいに見えた。