ネガティブ女は頑張らない

ネガティブで孤独なOLは頑張って頑張らずに生きたい

私は女だったと思った話

 

 

 

 

取引先の人ひとり、取引先の人のお友達ひとり、上司、私の4人で食事会があった。

ズボンきつかったし苦手な酒ばっかり飲んだしうんこしたかったし、早く帰りたかったけど付き合いだから腹の膨張感に耐えながらもなんとか頑張った。

 

まさかの取引先の人のお友達と帰り道が一緒で、挙げ句のはてには二軒目行きましょうみたいな話になって、取引先の人のお友達だから断るに断れず、しょうもない居酒屋に二人で入った。

 

私は相変わらず接待モードを展開してなるべく仕事の話題ばかりを選ぶようにして自分ばっかりペラペラしゃべるようにしてたんだけど、相手が私の背中にぽんぽんと触れたところで「あーーーーー無理。」ってなった。

 

しかもその人離婚したてホヤホヤだったし、よく見たら服装チャラいし、子供二人もいるって聞いて、士業だけど、あからさまなボディタッチにくっっっそ引いた。

 

腹いっぱいだし明日仕事だっつってんのにこのあとバー行く?とか誘ってくるし、変わり際の信号を走って渡るときに腕引っ張ってくるし、いや走ったり階段のぼりおりするときは手を離しましょうって小学校で習わなかったんかよ!ああーーもおーーやめてぇぇぇぇぇってなった。

私まじで一生結婚できないかも!!!!

 

 

とりあえず私はまだ女だったんだなっていうか、女に見られてるんだなって思えた。

士業逃してもったいなかったなって思う日がいつか来るんだろうか…来るんだろうな…。

 

とりあえずボディタッチするより先に告白をしてくれるメンズと突き合いてぇなって思った。

 

まぁ、友達とか取引先の紹介で出会うっていう人間のリアルをこういう形で体験できて、まぁ良かったなって思った。

 

三軒目を断ったおかげで運良く終電に滑り込めたので、まだ報われた。

車内で死ぬほど放屁した。

 

 

名刺もばっちり渡したし自宅の最寄り駅も言っちゃったよ!大丈夫?!

仕事くださいとか言っちゃったよ!大丈夫??!!

 

 

連絡してきたらこえぇーー!!!

 

犬かいてぇーーー!!!!!

 

 

まぁ、帰宅して深夜1時にくっっっせぇうんこをもりもり出すことができたので、供養がてらブツと一緒にこの経験も水に流してやるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつまでたっても

 

 

 

 

私と笑って話したあと、他の人とも同じように笑って話す尊敬する上司を見たとき。

 

同じ部署の同僚が、違う部署の子と二人でランチに行く約束をしてるとき。

 

こどもの頃、家族で行った旅行先で、姉と楽しそうに会話して私のほうを振り返らなかった母を見たとき。

 

 

嫉妬で胸が苦しくなる。

 

 

嫉妬というほど明確なものじゃなく、私もかまってほしいっていう単なる寂しがり屋なだけかもしれないけど。

 

こういうのの原因も結局は自己肯定感とかそういう話になるんだろうなーとは思うけど、自己肯定感が低く育ったのは家庭環境のせいなのだろうと思えば思うほど、旅行先ののどかな山合いで母と姉の背中を拗ねて眺めた小さな私がかわいそうになる。

 

これからもっと辛いことがたくさん待ってる。

 

孤独嫌いの一人好き、天の邪鬼、いじっぱり…。

 

 

自分が甘えると失敗する。

失敗するから恥ずかしくて嫌になって人から離れたがる。

人から離れたがると人からも近付いてきてもらえない。

だから甘えないように気を付ける。

そうすると人は余計に近付いてこなくなる。

 

 

私なんて、明日にでも心不全になればいい。

大人のおもちゃやくたびれたパンツや溜まった洗濯物なんて見られてもどうでもいい。

 

 

 

アダルトチルドレンつれぇー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ毎日が過ぎていく

 

 

 

 

 

仕事、家事、ゲーム。

以上、私の生活。

 

平日は基本的に仕事のみ。

土日はどこかに行こうと思っても、心身の疲れのせいで起きるのは昼前、スマホいじってゲームしてたらあっという間に時間が過ぎて、買い物にさえ行く気力もなくなってる。

最近は土曜日にお風呂をショートカットするのもだんだん常態化してきて、頭皮の脂臭さと肌に膜が張ったもぞもぞ感に慣れさえ覚えはじめてる。

 

ちょっと前までは夜にもしっかりごはんを食べてたけど、残業して帰ることが多くなったので、時間がないし夜遅くに食べることになるので最近はおかずだけ食べるようになった。食べないときもある。

 

疲れで舌の位置が変わるのか、いつもはできないのに矯正器具に当たって同じところにばっかり口内炎ができるし治りが遅い。

 

毎朝アラームにどつきまわされるようにして起き、背筋が伸びないまま家を出る。

 

毎日こーんな感じ。

婚活しない理由にはなるけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幸せは身近に

 

 

 

財布くらいあるだし巻き、

見た目は小さくて薄めなのにふんわりもっちりとした焼き鮭、

醤油味かと思えば少し酢が効いたパンチのあるきんぴらごぼう

香り広がる実山椒とちりめんじゃこの炊き込みご飯with紅しょうが、

あとは市販の金時豆の煮物、自分で作ったさつまいものはちみつ煮とかぼちゃの煮物を添えて。

 

久しぶりにスマホを見ずに食べた。

 

都会にあるちょっときれいめなスーパーで買ったお弁当で秋に舌鼓を打った。

めちゃくちゃおいしかった。

幸せだった。

 

 

 

 

 

 

 

私の家、特に休みの日はめちゃくちゃ静か。

 


小さいけど近くに遊具のある公園もあるし、そんなに壁も窓も厚いマンションじゃないし、近くに広めの駐車場を備えた施設もある。

 


なのに休日の真っ昼間に聞こえてくるのは、遠くで鳴るパトカーや救急車のサイレンか、通行人のドでかいくしゃみか、お向かいの家にいる小型犬がたまーに狂ったように吠えてる鳴き声くらい。

子供が遊び回るぎゃーぎゃー声とか、古くて安っぽい地元(笑)に根付く騒音バイク集団とか、居酒屋帰りの夜10時のおっさんとか、そういうのとは無縁。

 

 

 

私の部屋の上下左右に入居者はいるはずだけど、たまに話し声や家事の物音やドタンドタン足音がするくらいで、たぶん基本的にはマナーのいい人ばかりだと思う。

 


ちょっと古めだから若干虫が多い気もするけど、設備も環境も家賃も含めてめっっっちゃ満足。大好き。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

虚無ぅぅぅぅ!!

 

最近何もできてねェ~!!


平日はほぼ毎日残業、土日は疲れで昼前まで寝て起きたらダラダラ家事してから残業でやりきれず持ち帰った仕事を集中できないままチマチマやって、あとはスマホいじるか映画見て過ごしてる。

ほんでダラダラして体にこもった嫌な熱を発散できないまま日曜の夜が明けていく。

 

もう最近ほんとマジで、いや最近始まった話でもないけど、日常に変化が無さすぎてほんとに時間が早い。

 

楽しみなことが何もないし、やり続けたいと思ってる筋トレや勉強も残業とその疲れのせいでやりたいときにやれないし、相変わらず一人だし、相変わらず勇気も気力も体力もない。

 


暑くて外出るのが嫌なりに、雑貨見に行こーとか気になってた喫茶店いこーとかハシゴ美術館しよーとか思ってるのに、いつもの出不精の言い訳が炸裂する。
「汗かくの嫌だし」「起きるの遅くなったから家出られるの昼過ぎになっちゃうし」「マンション工事のおっちゃんと会うのきまずいし」「これから値上げの嵐だから節約しなきゃだし」とか。そんなん。

 

最寄りのしなびたスーパーのやつでいいからちょっとお高いだし醤油を買ってみるとか、卵3個使ってオムライス作るとか、そもそも自分で作らず店で食べるとか、花を一輪買ってくるとか、

そういうのでいいんだと思うんだけど、今日たまたまいつもより早い電車に乗ってコンビニで期間限定スイーツを買って食べてもあんまり気晴らしにならなかったあたり、もっと大きな変化が必要なのかもしれない。

それこそ舐め犬を飼うような。

 

でも愉悦の笑いすら沸き起こった舐め犬探しもなんだか飽きてきて、私の顔も知らないくせに勝手に興奮してる成人男性どもで遊ぶ気すら削がれてきた。
彼ら、既婚者だろうが50代だろうが60kgだろうが関係なく顔面騎乗されて喜ぶようなドMらしい。
お手軽に相手が見つかりそうで羨ましい…。

ていうか皆が皆口を揃えて「強制く○に、顔面騎乗、聖水に興味あります!!」みたいに言う。
性癖って人それぞれだと思ってたけど、案外レパートリーなくて似たり寄ったりなのかもなー。
性癖にも個性を求める私。だめね。

何人かやりとりしてるけどバカらしくなってきてる。

私別にSでもないしな。

リアルの人間と会ったってがっかりするだけだし。

 

 

 

あ、でも料理作らなくていい週間を設けたらちょっと幸せだった。

やりたいこととか興味あることを探すんじゃなくて、やっぱり私は嫌いなことから逃げるようにしたほうが幸福感じやすいのかも。てか手っ取り早い。

 

 


愛人のほぼすっぴんを見た。
思ったよりブスめだった。
アイメイクの力って偉大だなって思った。
私も頑張って練習しよ。

ていうか愛人がここ何日か休んでたんだけど、私の精神環境がめっっっちゃクリーンになって超快適だった。
気が散る要素が減ったし、ヘラヘラした男性の顔を見なくて済むし、ずっとこのままがいいなー。

 

 

 

 

 

 

 

 

OBON



一日目



日中は部屋の片付けとかして、夕方からは久しぶりの理由なしビジネスホテル宿泊会。

ほんの二週間前くらいは行く気まんまんだったのに、なんか前日くらいからだるかった。

一人で気がねなく晩ごはんを食べられる良さげな店を検索しまくったもののなかなか見つからず、ふと目にとまったなか卯でちょっとウキウキしながら即決。
テイクアウトを取りに行ったら店内はまったくの無人でありがたかった。
ワンオペの店員さんがお母さんって感じの優しいおばちゃまもといお姉さんで、在日の方らしくて、でも日本語が流暢で、雰囲気の柔らかい人懐っこそうな人で、2~3言しか話してないのになんか幸せになった。

部屋のテレビで確認できる大浴場の混雑状況を信じて、夜の12時に大浴場に行ったら普通にシャワーブース満席でがっかり。
ガラガラのお風呂で一人でぼーっと入ることを期待してたのに、ギリギリ未就学児くらいの男児を連れたデッケェ母親もいて、シャワーの順番を待ってゆだりかけたり、ゆっくりロッカー使えなかったりした。
せめて30分ずれてたら快適に入れたのに…。
てか女湯入れるような年齢の子供を夜12時までつれ回すなよ…。


シンエヴァ最後まで見たけどあんまおもしろくなかった。


昔ほどビジネスホテルに心踊らなくなってきたので、しばらくやめようと思った。







二日目



ビジネスホテルと二大目的だったアメリカ系のハンバーガーをブランチに食べに行こうと思ってたけど、なんかやる気なくてやめた。

なんとなく歩きながら店探したけど食べたいものが全然わからなくて、結局家に帰ってちくわ食ってた。

ていうかなぜか肌がきれいな気がした。
家事しないといけないストレスがないから?
部屋の天井が珪藻土で空気がきれいだから?
水がイオン水だから?
温泉だから?
ベッドの寝心地が良くてぐっすり眠れたから?
ごはんは適当、洗顔はさっとしかできず、熱くて体の油分ぜんぶ流れ出そうな温泉に入って、保湿もそこそこに全裸で寝ただけなのに。

やっぱ水かなぁ。



ていうか私、マジで夏に出歩くのが死ぬほど嫌いかも。かもっていうか嫌い。
長期休暇があるし孤独が辛いからどっか行かなきゃ!って思いがちだけど、結局どこ行ったって孤独だし、楽しいとも限らないことにお金使うのも嫌だし、何より暑いし焼けるし人多いしすべてが不快。

じゃあどうせ孤独なことに変わりないんなら家を一番完璧な場所にすればいいじゃん!と思ったので、いろいろ整えていくことにした。
金を使うべきは無意味な旅行じゃなくて生活環境を充実させることだ。

美肌温泉に入ってる成分を調べて入浴剤買う。
気分が上がるようにかわいいお皿やコップやカトラリーを買う。
寝心地悪いな~って思いながらももったいないからって使い続けてたマットレスを違うやつに変える。
部屋がごちゃごちゃしてるのでとにかく断捨離する。

どんどんやってこー。





三日目

友達とランチ→ウィンドウショッピング→カフェでだらだら語り→夕飯前に解散っていういつものお決まりコース。

コースも話すことも固定化してきて久しいけど、これを止めたら友達いなくなっちゃうしなぁ。
やろうって誘えばなんでもついてきてくれるのかな。いや無理かな。

私より覇気がなくてほとんどを諦めてて悟りを開いてる子なので、この子とこれ以上つるんでても向上しないなーと思うけど、私くらい闇深くてしょーもない話ができる子もそうそういないので、貴重だなとは思う。
まぁ今くらいの距離感とペースでいいかなぁ。


スーパー寄って帰ってちょっと片付けして終わり。






四日目

朝早くに起きて、つまらない映画をぼんやり見てから、ごはん食べて断捨離大会。

なんで心がモヤモヤすると正常な判断ができなくなって着ない服とか大きい家具とか買っちゃうんだろう。
買ってまだ三ヶ月も経ってないものを捨てるときのやるせなさと言ったら…。

あとはまた通販チェックして、ちょっと仕事して、粗大ごみの手配して、終わり。






五日目

ひぇっ。最終日。

会社の日と同じ時間に起きて、通販見て、買い物行って、おかず作って、トイレ掃除して、洗濯して、朝から動き回ってた。

昼過ぎから仕事しようと思ったけど疲れて2時間昼寝したらもう夜だった。

一日なんてあっという間に過ぎちゃうなぁ。
連休とかいうけど連続で休んだ気がしない。肌感覚ではいつもの二連休だ。

一ヶ月とか休みてぇー!!

いつもの妄想


左手の薬指を立てて右目だけウインクすれば、歩きタバコをやってるやつの襟の中にそのタバコを瞬間移動させる能力があればいいのに。



おでこを全開にして肛門に力を入れれば、人が多い場所で走り回る迷惑なガキを転ばせられる能力があればいいのに。



他人が100人いる空間でジャンピング土下座すれば、痛みも苦しみもなく眠るように死ねる能力があればいいのに。





とか。
そんなことばっかり考えてる。

人嫌い炸裂



優しいしゃべり方の例の男性社員、噂によると私より給料少ないらしい。


なのに、タバコは吸ってるし、ランチは毎回どっかの店(800~1500円の幅)だし、必ず午後のカフェオレを買ってくるし、月に平均2~3回は飲みに行ってるっぽい。
新婚旅行は近場、指輪は安物、式や披露宴は挙げずにフォトウエディングだったらしいし。


まぁ新婚旅行以降は好きにすればって思うけど、それ以外のところはドン引き案件。
付き合って3ヶ月もしないうちに10個下の子の家(ワンルーム)に転がり込んで、半年も経たないうちにその子とさくっと結婚したってとこもドン引き。


正直、その男性社員はチビでブスで仕事ができない。ついで言うと高確率でもっこりしてる。
でもめちゃくちゃ陽気でハートの強いいじられキャラ
私だったらメンタル病むわってくらい社長に怒られても「まぁいつかネタにできますし!」って言って普段と変わらない様子で過ごしてる。
社長も他の社員も「絶対ああいう人って一人は必要ですよね」って言って憎めないって感じで許容してる。
どうかしてる。



でも持ち前の明るさや人柄があれば、チビでブスで貧乏で出来損ないだろうと、ピチピチに若い子(地味でブスだけど良い子だし肌キレイ)を捕まえられるんだなぁって感心した。
私がいっっっっっちばん見習わないといけないところだ。まじで。

逆に私は中身がアレな分、見た目とかマメさでカバーしようとしてるから(できてないけど)、そういう脆いハリボテが崩れたときに、めっちゃ焦って死にたくなるんだろうな。
メンタル強いってやっぱ一番の武器であり防具だな。




何も気にならないようになりたい。
愛人が定時きっかりに帰るのを見て「どうせティ○ダーで出会ったチャラ男と一発かましにいくんでしょ?気持ち悪い」って思うのを止めたい。
考えたってどうしようもないし、真実にかすってるかどうかもわからないただの妄想だし、私には関係ないことのはずなのに。

三郎って感じの顔で超ビッグなオケツだけど中身がめっちゃ女子☆の同僚が結婚するらしく、「こんな子でも結婚できるんだ…」って思ったけど、同性の私でもキュンとするくらい可愛い瞬間があるし、仕事はできるし、関わるなかで変な違和感や固さがないから納得するし。

戸愚呂兄みたいな同僚も同棲してる彼氏がいるらしい。
一年に一回は必ずヤバイ忘れ物(財布はもちろん上着とか鞄とか一式を全部)するって言ってて「それADHDとか認知症なんじゃ…」って思う私を尻目にけっこう幸せそうだし。



私じゃない人はみんな人生うまく立ち回ってて、何かしらを手に入れられてて、普通の安心安全な人生を歩いていける。
私は立ち回りも下手だし、いらんところにいらん気力費やすし、人には好かれないし、人を好きになれないし、人を嫌って人に嫌われて金に焦って将来を悲観する、名前どおりの人生しか歩いていけない。


私以外がみーーーーーんな苦労してないように見えるのと同時に、私がしたことのない苦労をたくさん乗り越えて人としての広さや深みを手に入れてるようにも見える。



みんながバカに見えて仕方ないのと同時にみんなが賢く見えて、私だけが取り残されて孤独な気分になる。



まぁ孤独なのは間違いないけどさ…。







お盆休みの予定考えてたら楽しくなってきたからまぁいいや!
お出かけ自体は暑いし疲れるし面倒くさい。
想像してるのが一番楽しいよなー。
まぁ引きこもるのもけっこうしんどいんだけどさー。

想像の私だけはいつでも自由だ。

劣性の果て




アダルトチルドレンだから、自分に自信がない。

自分に自信がないから、気を使ったり自分をごまかし続けて、本音が出せない。

本音が出せないから、人付き合いがしんどい。

人付き合いがしんどいから、新しい人間関係を築くことが難しい。

そして多分、新しい人間関係を築くことが難しいから、今までにたまたま構築できた人間関係をなんとか維持しようとする力が働く。


この力のせいで、私はもう5年以上前に別れた元彼のことを忘れられないのかもしれない。
あとはまぁ愛憎による執着だったり、当時の自分への後悔だったりもあるだろうけど。

余裕で再婚して3人目や4人目が生まれてこられるほどの時間の経過を自覚してるものの、私はまだまだ未練を捨てられそうにない。





今思えば、本当に当時の私はやりたい放題、幼稚の武器を振り回し放題だった。

もともと人の機嫌を伺うのは上手いわりに、自分がこれをやったらどうなるか・自分の言ったことを他人はどう受けとるかの想像力がまったく無く、若さと可愛さと周りの人の慈悲だけで好き勝手に振る舞っていた。気がする。

つまらない、○○してくれない、なんでわからいの?、何かの病気なんじゃないの?と自分を棚に上げて、というか上げていることすら気付かないまま、相手が怒らないのをいいことに自分の勝手な解釈で決め付けていた。
まぁ世間一般もこういうところで怒れる人ばっかりじゃないから、ワガママなやつが好き勝手できるパターンになるってことかな。


とにかくそうやって何でもかんでも相手主体のことを勝手に予想して勝手に真実化してしまってた。

元彼が元嫁と別れたのは元嫁がメンヘラだったから、元嫁は私の男にお手つきした敵、できるだけ養育費を繰り上げ返済して子供とは早く縁を切ってほしい、仕事よりも私を優先すべき、なんでポンコツのくせに社長に気に入られてるのか、携帯のアドレス帳に一人でも女の名前が入ってたら嫌だ、土日はもちろん連休もずっと一緒にいたい、なんで一人暮らししないのか、なんで免許もってるのにペーパードライバー改善してドライブデートしないのか、なんで誕生日プレゼントは必ず食事だけなのか。

口に出したことはそんなにないけどこんな調子で、でも悪態ついてるわりにはずっと一緒にいたいとも思っていた。



今思えばドン引き。
愛されてるという謎の自信があったからできた暴挙。


歳をとって落ち着いて、元彼がもしかしたらいい父親であった可能性も考慮できるようになってきた。
妊娠が発覚したときはしまったと思ったらしいし、朝早く出て夜遅く帰る生活だったから子供とあまり接してなかったらしいし、離婚してからは子供の誕生日なんかもおもちゃ屋の商品券をポストに入れてただけらしいし。

でも、少なくともデキ婚から離婚まで5~6年はあったから元嫁と夫婦としてちゃんと生活できてたんだろうし、子供の親としての義務は果たしてたんだろうし、子供のことは可愛いって言ってたし、面会日でもちゃんと子供と手を繋いだりしてあげてたみたいだし。

子供がいることで大きくなった許容量があったからこそ、私のワガママを聞いてくれてたのかもしれないし、子供含め家族の生活に慣れていたからこそ私の適当なところや汚いところを気にせず、私もリラックスできる関係だったのかも。
まぁ元嫁と子供がいるって時点でリラックスとは真逆の感情だったけど。

今だったらバツイチ子有りのブサイクなんて即左スワイプだろうに、若さと無知って怖くて最強だね。





いろんな可能性が浮かんできて、事実だった過去の出来事と、現在の都合のいい妄想と、誰かに甘えて愛されたい願望と、生きづらい自分の性格とがごちゃまぜになって、
圧縮されていく空気みたいに、何もないように見えるのにエネルギーだけは出口のない狭いところで爆発寸前になってる感覚。


ほんと、勢いあるバカか、懐の広い聖母か、よっぽど相性良いかじゃないと結婚できないって思っちゃうなぁ。



もう何年も、
春は電車の高架から桜を見下ろし、夏はだんじりの音を部屋の中で聞き流し、秋は物悲しい道の枯れ葉を一人で踏みしめて、冬は自分だけの温もりではなかなか暖まらない布団にくるまって過ごしてる。

友達どころか彼氏すらできないし、一人遊びも上手くないから家に籠ってゲームするしかしてない。

変え方もわからないし変えるためのエネルギーもない。
またあのしんどさや、落胆や、自分の幼稚さに振り回されるのかと思うと、未来は一生変わらないように見えてしまう。





とりあえずは失敗前提で、次会ってそれなりに上手くいきそうだったらさくっと結婚してみようかな、とは思ってる。
上手くいけばそれでいいし、ダメだったら離婚して教訓を得て「バツイチなんで結婚はもうこりごりかな^^」っていう言い訳も使えるし。



ネガティブが一周回って振っ切れてからじゃないと動けないこの性格をなんとかしたい…。

圧倒的劣性




私、多分アダルトチルドレンだ。




前の会社で鬱っぽくなってHSP関連を調べまくったときにも見かけたことはあったけど、いや別に虐待とか愛情不足とかは無かったしって思ってスルーしてた。
でもよくよく考えてみれば幼心がめちゃくちゃ傷付きまくったことがたくさんあったわ。



子供の頃から、もっとたくさんお菓子を食べたいとか小さくなった靴がきついとか、自分に起こってる変化や気持ちを言葉に出して主張するのが得意ではなかった。
というかそういう辛いことが起こる→主張するという発想すらなくて、そもそも『靴が小さくなったから足がきつくなった=辛い』という事象すら把握してなかったような気もする。
とにかく、そういう自分の中に生まれた思いを外に出すということはほとんどしたことがなかった。
それがいつからで、どんな原因があったのかなかったのかさえもわからないけど。



ネットで見たら幼少期の家庭環境が影響してる的なことが書いてあった。
たとえ暴力やネグレクトを行わない家庭であっても、子供の目から見てストレスが日常的に存在している家族状態だと、アダルトチルドレンになる可能性が上がるらしいと。

確かに、家族で出かけた記憶もそんなにないし、まともに相談なんかもしたことないし、両親が仲良く話してるところを見たことないし、むしろ仲悪いのはビシビシ感じていたし、食卓を囲んで夕飯を食べるときに会話が盛り上がったことなんかほとんどない。
ずっとテレビドラマやお笑い番組の音が部屋の中を占めていて、「トマトは一人二切れ」「これにはドレッシングかけて食べて」みたいな業務連絡があるだけで、みんなで談笑しながら食べた記憶なんかほとんどない。
あっても私が会話に入り込むようなつもりもなかったのかも。
話を振られても「別に、普通」みたいな反応をしてた記憶しかないし。


高校に上がって友達から「昨日は○○について家族会議があった」という話を聞いたとき、家族会議なんてファミリーを題材にしたドラマの中でしか起こり得ないフィクションだと思っていて、家族の強固な繋がりをわかりやすく表現するためのオーバーな演出だとさえ思っていた。

家族みんなで面と向かってテレビもつけずに目を見て言葉のキャッチボールをすることなんて私の家では考えられない。
マジでその話を聞いたときはカルチャーショックだった。
というかあまりにも現実味が無さすぎというか世間一般は普通そんなことしないって思い込んでたので「そんなドラマみたいな結束力ある家庭もあるんだな、めでてぇ家だな」くらい軽くしか捉えてなかった。



父と母は昔から仲が良くなかったらしい。
特に母が父のことを嫌っていて、子供の前では普通に接してたというけど幼少期の私は当然勘づいていた。
もうすぐ還暦を迎える母だけど、いまだに別居したいって言ってる。
離婚できるほどの経済力はないので、離婚じゃなくて別居。そういうところも本当にカッコ悪くて大嫌い。
子供のためとか言って不仲でも離婚しない夫婦はほんとに子供に害なのかも…。



父に対してはそんなに関わりも特別な感想もない。むしろけっこう常識人だと思ってる。
ただ母はほんっっっとーに私をがっかりさせる天才だった。
いまだに、実家から帰ったその日の夢は母親関連の悪夢をみる。
正直「私をこれ以上がっかりさせないうちに健康なまま痛みのないように死んでほしい」という意見を持ってしまうくらいには相性が良くないな、と思う。
というか人として苦手。嫌い。


そんな母への不信感とか、幼稚な母に裏切られたように感じたりとか、私が自分のことを話せるような性格ではなかったことや、いろんな状況が重なって、私はこんな風になってしまったのかもしれない。





そしてネットで見た記事にはこうも書いてあった。
『家族はお互いを尊重し、励まし合い、協力しあっていくもの』と。
私は家族がそんなものだとは知らなかった。
恥ずかしくて、カッコ悪くて、血の繋がりがある家族だからこそ離れられなくて、でも近付きたくもなくて、でも嫌いになりきれなくて、本当のことなんか言えるはずもない、ただ匂いに慣れた他人、近くてもよそよそしい関係。

友達が親と仲良くしてたり、家族を大切にする海外の人を見たりすると、なんで親をそんなに好きになれるんだろう?そりゃ情はあるけど、恥ずかしくて面倒な存在じゃないの?よっぽどできた人間なのかな?
って日常的に思っていた。私が少数派だったんだな…

高校生の時、家にいるのに毎日「帰りたい」と思う日が続いたことがある。
今思えばそのときはすでに辛かったのかな。




なんか、しっくりくる状態?病名?が見つかって良かったと思う反面、こんな家庭環境なのは当たり前だから特に気にしてなかっただけで、本当は極端に言うと洗脳みたいなことになってたということに、なんだか目が覚めたような気分。


めちゃくちゃ生きづらくてしんどいけど、だからといって家族を責めても何にもならないと理解してるから、このハンディキャップを背負ったまま自分一人でどうにかするしかないんだ。

元彼が人間味のない自分勝手なやつだと愛しく憎く思っていたけど、歳を重ねるごとに私のほうが幼稚で悪いところ多かったのかも、と反省してたけど、まさかアダルトチルドレンも影響してた可能性なんて考えもしなかったや…。




つらいなぁ。
どうやって自分と他人を好きになればいいんだろう…。