ネガティブ女は頑張らない

ネガティブで孤独なOLは頑張って頑張らずに生きたい

養生


最近残業しすぎて、会社と家の往復のみの生活だし、帰って寝る準備できたときにはもう22時とか23時とかだし、何のために生きてるんだろうっていうか「あーダメな習慣が定着しちゃってんな。また人生が仕事に振り回されてんな」って思ったので、アイドルの配信コンサートを理由にビジネスホテルに泊まりに来た。


なんだよーコンサートあるのは嬉しいけど昼から夜までぶっ通しだから夕飯の時間に食い込むから家族に邪魔されちゃうじゃん、それならいっそ邪魔されない空間に行こう!
って金曜の夜に思い立って、通勤定期圏内の一番安いホテルを探して急遽予約。


ほんとは友達と一緒にコンサート見る約束してたけど蹴った。
絶対集中できないし疲れるし、友達はわいわい騒いで見たいのかもしれないけど、私は美術館で過ごすように黙って観賞したいのさ。
気ままに歌ったり踊ったり食ったり黙ったりしながら芸術に酔いしれたいので、音楽は一人で楽しむに限る。



ということで、雨の中、夜ご飯と酒とお菓子を買い込んで、荷物はなるべく最小限にしてホテルへ。

コンサートが始まるのとホテルのチェックインとが両方15時だったので間に合うかヒヤヒヤしたけど、20分前くらいに行っても部屋に通してくれたので助かった。

濡れた服を脱いで干して、酒とお菓子を準備して、いざ観賞。
8時間くらいぶっ通しの配信だったけど体感3時間だった。マジで一瞬だった。
初めてポテチ一袋を一人で食べた。
寝転んでコンサート見ながら酒を飲んでポテチ食って尻振って踊って歌って、何回か動画がフリーズするたびにオーマイガーってなって、夕飯食べながらおしっこしながら必死に推しのメンバーをスクショした。




必要最低限の部屋、ガサガサなタオル、ダサい館内着、髪がごわごわになるシャンプーとリンス、久しぶりに全裸のままで過ごす風呂上がり、少しの胃もたれ、推しの画像で溢れたスマホのアルバム…。

ホテルで過ごす非日常感と、家族がいない久しぶりの夜ということもあって、解放感がやばかった。
ベッドの上でポテチ食って瓶の酒をラッパ飲みして、う~ん気分はアメリカン。



大浴場があったからせっかくだし行きたかったけど、コンサートが終わってスクショ整理してたら23時くらいだったので諦めた。
大浴場の非日常感も異常なんだよなぁ。





翌朝は起きてすぐどこぞのパン屋のマリトッツォの予約して、そのパン屋で量少なくて高くて甘ったるいモーニングを吐きそうになりながら食って、マリトッツォ持って帰宅して、私の小宇宙は終了。

明日からまた頑張ろうとかはどう頑張っても思えないけど、私の数少ない日常のオアシスを満喫できて良かった。


そしてカフェ選びは難しいなっていつも思う。
もっと人が少なくて、いてもお一人様ばっかりで、フードもドリンクもおいしくて、私の家から近い穴場はないものか。




まぁいいや。
あと半日は勉強がんばろ。








と思って帰ってきたら、家族がなんか激しめの喧嘩をしててマジで気分悪くなった。

誰かがイライラしてるところを見聞きすると自分が当事者になったような緊張感とかストレスを受けるのでほんとに心臓に悪い。
しかも家がボロだから自室に避難しても怒声が聞こえるし、強めに扉を閉めた騒音や振動も響いてくる…。

ネカフェに寄ってから帰ろうと思ってたのを実行すればよかった…。

なんで良いことがあったときに限って…。






家出たい…。