ネガティブ女は頑張らない

ネガティブで孤独なOLは頑張って頑張らずに生きたい

この感覚だったなぁ

今の生活そのものに不満はない。

つらい思いをして会社に行かなくてもいいし、雨の日は髪型も濡れることも気にせず家にいていいし、化粧なんて存在すらも忘れてすっぴん&パジャマでいたっていい。
家が広くなって日当たりも良くなったから開放的で過ごしやすいし、無職のうちは生活費を免除(てか滞納)してくれてるので支出もない。
ごはんは両親が作ってくれるし、買い出しも両親が行ってくれるし、朝遅くまで寝てても起こされないし、夜遅くまで起きてても怒られない。
作り置きとかトイレットペーパー買い足しとか食器洗いとか、面倒な生活のタスクもない。

これが俗に言う子供部屋おばさんなのかなーって情けなく思ったりもするけど、まだ二ヶ月くらいしか無職してないし人生の休み時間だ程度に思ってるので、無駄に病んだり焦ったりはしてない。



でも、独特の閉塞感がある。
その正体はやっぱり家族だったりする。
まぁ家族と言っても一部の人だけど。

お腹が空いてないから食わずにいれば食え食えってずっとうるさいし、食事はみんなで・風呂が長い・何時に帰るかみたいな時間の制約というか束縛というか義務がついてまわるし、結婚はいつだとか彼氏はできたかとかTHE☆昭和みたいなこともチクチク言われる。

特に結婚関連の話をするときの表情が、なんていうか、クレハみたいな爬虫類の目とはまた違った気持ち悪さで、両生類とでも呼べばいいのか、なんかヌメっと口角が下がったニヤニヤ顔で、その内には「行き遅れるぞ」「赤ん坊の顔を拝ませろ」「家は誰が継ぐんだ」「このままでお前どうするんだ」みたいなニュアンスを含んでる感じもしつつ、でも何とも言い切れない気持ち悪さがある。


誰かが近くいることによって孤独を感じなくて済むし、家事と金銭の面は特に助かっているのだけど、やっぱり自分の個性とか自我とかが損なわれていくような、中身の密度がスカスカになっていく感覚になったりすることがある。
自分にしっかりと軸を持っていれば問題ない話なんだろうけど、それを持ち始めてまだ間もない私は、揺さぶられて後悔することがけっこうある。

これを改善するために腹を割って話をするつもりは無いし、相手に理解してもらおうと努力する気力も皆無なので、しばらくは修行みたいな感覚で過ごすしかないのかも。



過干渉とか距離の近さが嫌になって一人暮らしを始めたあの頃の感覚が蘇ってきて「あぁ、そうだ、これだったなぁ」って気持ちになってる。



つーか仕事もしてねぇのに彼氏だの結婚だのができるわけねぇだろ。アホか。
今時の結婚適齢期の人々が専業主婦願望丸出しの子供部屋おばさんなんか求めるわけねぇだろ。
まずは仕事だ。仕事。

という考え方もわからないような人なので、そういう話題が出たら「まずは就活頑張るね。そしていい人が見つかったら連れてくるね」とテンプレ化した回答を繰り返して会話を流してる。



うちの親も友達の親もさらには祖父母の年代も23~24で出産してたりするから言いたい放題だけど、実際そのくらいの歳になってからわかるわ。
親=大人じゃないってこと。なのに子供を産んで歳をとれば大人だと思って自分の常識を押し付けてこようとしてくること。
結婚して子供こさえてるっていう実績があるからって、大人面して他人の人生まで同じようにさせようとしないでほしい。
あと友達は子供の写真を送りつけてこないでほしい。



こういう悩みが出てきたあたり、私も歳とったな…。


てか私だってさっさと結婚してぇわ。
料理が上手で情緒が安定しててぼちぼち稼ぎがあって思いやりと歩み寄りの精神があって酒たばこギャンブル浮気しない男がいたらさっさと結婚してるっつーの。
むしろ連れてこいっつーの。






お金が貯まったら私、一人暮らし再開するのかしら。

実家の甘い蜜の味を知ってしまったから、多少の苦味は我慢してでも居座ってしまいたくなってる。






まぁまだ二ヶ月だし、ゆっくりしよ。