ネガティブ女は頑張らない

ネガティブで孤独なOLは頑張って頑張らずに生きたい

嗜好も体力も


アイクぬわら氏を見てると歯茎剥き出しにして笑ってしまう。




昨日は、ンヶ月ぶりに髪をゆるく巻いて上品めなアイメイクをしてヒールを履いて、ようやく手塚雄二さんの個展に行ってきた。

作品はどれも繊細でとってもきれいだった。
光の当たり方が柔和で、木漏れ日が描かれた作品なんかはまるで、自分がそこにいて陽の温度や風の通りを肌で感じているような、そんな気分になった。

明治神宮に置かれる予定の大きな屏風も見てきたけど、いちばん印象的なのは蜘蛛が中央に吊り下がった絵だった。
金の背景の濃淡、糸に引っかかってちらちらと風に揺れるような枯れ葉、中央にはしなやかで鋭利な脚を蠢かせる糸の城の主。
蜘蛛の脚先の動きにずいぶん目を凝らしてしまって、その前後に見た絵をあまり覚えていないくらい。
あとブルックリンの雨っていう作品は名前まで覚えてる。カタカナの作品名はそれだけだったし、橋の向こうにある門みたいな建造物が雨の湿気にけぶって、現代にも幻想的な風景が確かにあることを教えてくれたような気がしたから。


四季の情景や水面や夜空を描いてる絵が多かったけど、私は個人的に木の肌や枯れ葉が大きく描かれてあるものが好きだった。
青草の穂先や、木々の間をはばたく小鳥や、水面に写った三日月もいいけど、木や枯れ葉の絵は特にそのざらついた感触や、角度を変えて見たときの輪郭や、部分ごとの絶妙な色合いが、確かに伝わってきたから。

ていうかどうやって描いてるんだ、あんな緻密な絵。技術もそうだし画材も。あのちょっとざらざらした金属っぽい質感と凹凸はなんなんだろう。不思議。



先週はうじうじしてしまったけど、行ってよかった。
相変わらず他の客は40代以降のシニアばっかりだったけど、入場料700円(クーポン使用後料金)が安すぎるくらいのよき内容だった。

っていうか20代で高島屋は入りづれぇ!

そのあとは近くの無印良品をひやかしてから帰った。

無印ってすごいわ。
服も家具も食品も、あそこにはすべての生活用品がある。
ほどよいサイズ感の鍋があってテンション上がったし、もう外食なんか必要ないんじゃないかってくらい豊富な種類のお惣菜があるし、いろんなドリンクやお茶菓子もある。
ほんとはアロマオイルを見に行っただけだったのに、気付けば全フロアを舐め回してた。
アロマオイルはいろんな種類があるし、ブレンドの仕方や実際の香りも紹介してるし、ブレンド済みのものも売ってるし、気になった香りの使い方とかわかりやすくてすごくいい。買わなかったけど。

ただどの商品も、まぁまぁいいお値段することが玉に傷なんだなぁ。
それとも私の金銭感覚の貧困化が進んでるだけで、あれは適正な価格なのか?
おたまでもしゃもじでもないあの大きいスプーンみたいなシリコンの調理器具が800円超えてたけど妥当なのか?
でもシリコンってベタベタしてくるから手入れの手間を考えるとちょっと…。
でもあの程よい大きさと深さは使いやすそう…うぅむ…。
まぁ買わないんですけどね。


それにしても、もう今の昼間ってあんな暑いんやね。
平日は朝晩の涼しい時間帯と昼休憩のうち数分しか出歩かんからわからんかったけど、もうセーター&トレンチコートの重ね着と革のブーティは自殺行為なんだなって思いました。

ほんとはハシゴで、気になってた日本茶カフェとハウスオブミナリマっていう今月から一年間限定でオープンしてるお店と磁器美術館に行こうと思ってたけど、靴は痛いし暑くて汗だくだし疲れて眠かったしで無理だった。


嗜好も体力も、シニア並み。






そして今日は旅行の計画を立てて一日が終わった。

やっぱり往復のバスをキャンセルしてよかった。思ったより途中下車しまくることになりそう。

こういうときに免許&車があるといいなーって思う。
荷物を持って移動しなくていいし、電車が届いてないところに行けるし、交通機関のダイヤも気にしなくていいし、直射日光でも雨でも快適だし、疲れても座るところを探す必要なくすぐ休めるし。
電車でえっちらおっちら行くのもいいけど、絶対に移動だけで消耗するしな。
運転も消耗するんだろうか。免許とろうかなぁ。


そして、荷物は思ったより服ばっかりなので軽くなりそう。
ていうか日によって違う服装をしようと計画しているのだけど愚かだろうか。
下着だけ替えるようにして少しでも荷物を減らしたほうがいいんだろうか。
たぶんめっちゃ歩くだろうから身軽なほうがいいだろうしなぁ。でもだからこそ汗かくだろうし、おしゃれしたい気持ちもあるし。でも片道10時間だしなぁ。

アルミンも「何かを得るためには何かを捨てなきゃいけない」的なこと言ってたしな…。


嗜好も体力も、どっちも尊重したい。








よし、あと一週間で休みだ。なんとか頑張ろう。頑張れ自分。