ネガティブ女は頑張らない

ネガティブで孤独なOLは頑張って頑張らずに生きたい

黒い波の向こうに朝の気配はしない

魔女と事務員Aに「言い方が突き刺さるというかキツイよねー」って言われた。


いっつも「クソが」とか「殺すでほんま」とか言ってる彼女らにだ。



は。どの口が言ってんの。



私がそのとき発言した内容は「AってBになったんですか?寝返りましたね~」みたいな感じだった。

「言葉の選び方が独特でトゲがある」んだと。

それはお前らの語彙力が欠如に欠如を重ねた残念なレベルだから付いてこれてないだけのことなんじゃねぇのか?


「え~うそ~。じゃあ頑張ってもうちょっとおしとやかにしまぁ~す。」って言ったらなんかその場の空気凍ったし…。



やりづらっっっっっっっ。




私がおもしろいと思って発言すれば静まりかえったそのあとに誰かが沈黙を回避しようとして言葉を捻り出して「そういう話じゃないんだけど…」っていう方向に逸れて行く。
私が「こんなコメントしか思い付かん。無念。」と思いながら何の創意もなしにぺぺっと吐いた言葉にどっと周囲が沸いたりする。



なにこれ気色悪っっっっっっっっ。




こんなにセンスが合わないなんて初めてのことだからいまだに慣れない。戸惑う。
学校生活でも前の会社でも、私のそういう一面を見たら好意を持ってくれる人が必ずいただけに、こんなに真逆の人達の中で生活してるとマジで「私だけが頭おかしいんかな」って傷つく。疲れる。


ほんの数年前であれば「真逆でいいんやったら楽勝やん」って発言の方向転換をフットワーク軽くやってのけた自信があるけど、もうこんな環境でこんな死んだ心でずっといたら「あ、だめだ、しんどい、私だけが異常なんだな」って思うしかなくなってくる。
すまんけどな、そんな小回りきく機転は故障中で復旧めどは立ってないし、あと使えるものといったら、日常生活をかろうじて送れているダメダメ思考のポンコツだけなんだわ。
悪くないのに謝るオプションもついてるぜ。







あほくさ。

自分と価値観の合わない周りも、疲弊してるくせに何もできない自分も、すべてあほくさ。





視認耐性弱いし、魔女と話してると頭が混乱してあべこべな会話しかできなくなるレベルのトラウマ背負ってるし、自信は皆無だし、ひとりだし、止まれないのに進めてないし、なんで生きてるのかわからんから死にたいけど死ぬの怖いし、でも生きるのも怖いし。


やりたくないことをやらない人間を認める風潮になってきてるみたいだけど、それはだいだいメディアの中だけで、実際人々の認識は今までどおりのまんま。

だから履歴書に空白を作らないようにしてる、そのせいで苦しむ。


ていうかすぐに勤め先が見つかるようなスキルがあれば。

それを持っていないのは私自身が頑張ってこなかったから。


頑張らないやつは認められない。楽しくない。つらい。


でも頑張るのもつらい。






つらい
なんで魔女たちのあんな一言でこんなに掻き乱される脆弱なこころをしてるんだろうか


認められたい
好かれたい
心穏やかに過ごしたい








私がおもしろいと思った発言の大部分で笑ってくれたのは、彼女がいるあの男性社員だった。
愛想笑いかもしれないけど本当に救われた気持ちになった。
帰るときには目を見て笑顔で「お疲れ様です。気を付けて。」って言ってくれた。
でも魔女たちの一言で完全に殻に閉じ籠ってた状態の私は、ちらっとしか目を合わせずうつむいて「お疲れ様です。気を付けて。」とオウム返ししただけだった。


あー…。うれしいな。
嬉しいのにあんな受け答えしかできなかった自分が本当に恥ずかしくて泣きたくなる。


今の彼女さんとはかなり長い付き合いだそうで。
わかるよ。この人はたぶん離したらダメな人だよ。
彼女さんは美人で利発そうな人だった。話はできなかったから印象だけだけど、たとえそれが外れでも、彼女を利発そうに見せることができるくらいの信頼性があるいい男だ。と思う。




いいなあ。こんな人が相手だったら、心穏やかでいられるんだろうか。

うらやましいなぁ。
いいなあ。笑顔があったかかったなぁ。




なんでもいいから、私だけのあったかいものが欲しいなぁ。
信じられて、裏切らなくて、消えて無くならないものが欲しい。

それが元彼だと誤解してて、かつこの会社にいる間は、何がなんでも無理な話なんだろうなぁ…。