ネガティブ女は頑張らない

ネガティブで孤独なOLは頑張って頑張らずに生きたい

例え、そうでもsave the earth!


リルディッキーって人の新曲「Earth」のMVを見たらなんか泣けた。

地球のことを想う歌。地球のことを愛する歌。

曲の売上金は地球のために使われるんだって。

著名なシンガーたちが文字どおり声を合わせて地球環境の改善を訴えてる。

有名な人が声を上げるのは良いことだ。
政治家のおっさんの話を聞く気のない若者も選挙に行くようになるし、軍基地移設について調べてみようという気になるし、もしかしたら二酸化炭素を減らそうって動きにも繋がるかもしれない。









でも。








この曲を聞いた人間の中には、きっと明日にはもうマクドナルドのドリンクをストロー使って飲む人もいるだろうし、
徒歩・自転車圏内なのに車に乗る人もいるだろうし、
ちょっぴり暑いからってエアコンを使う人もいるだろう。

何十億人という人口のうちの何万人かがこの曲を聞いたところで、できることなんか限られてるだろう。
一番この曲を聞かなければならない、全世界の政治家、全世界の企業の責任者は、このMVの視聴数の中にいったい何人いるんだろうか。





いないと思う。
いたとしても少なくともスマホYouTube見る80歳くらいの割合じゃなかろうか。


つまり。

何十億人の呼吸や、運転や、消費や、生産が、
この曲を聞いたところで、大きく変わることなんて何もないってこと。

企業が即座にプラスチックを全廃止するわけでも、中国の工場が稼働を止めるわけでも、政治家が火力発電所を停止させるわけでも、町を歩く無邪気な子供や有害な大人がゴミのポイ捨てをやめるわけでも、ない。



むしろこの楽曲を収録するCDを作るための機械のエネルギーだったり、MVを見るための端末を動かすためのエネルギーだったりが、売上金で地球をよくする以上に、地球の負荷になっているんではないだろうか。と思ってしまうくらい。



地球はもう、というか人間はもう、戻れない。
歴史は学ぶことができるし学ばせてくれるものではあるけど、繰り返すものでもある。
たぶんそのうちまた戦争してたくさん壊して、稼ぐためにたくさん作り直して、作るためにたくさん燃やす。

経済=環境破壊です。

人間はもう経済を辞められない。


曲の歌詞では「あと12年のうちになんとかしないとだめだ」的なこと言ってた。
去年産まれた私の友達の子供は、12歳で終わりを見届けることになるのかなぁ。







子供や孫に暖かい冬を過ごさせるためには、石油を燃やすのではなくセーターを編んであげましょう。

でも、子供や孫にもっともっと暖かい冬を過ごさせたいのであれば、セーターを編むのではなく石油を燃やしてあげましょう。










なんちゃって。わはは!
今日もネガティブ。