ネガティブ女は頑張らない

ネガティブで孤独なOLは頑張って頑張らずに生きたい

思いどおりにならないこととか


●めんせつ

直近に面接したところがめっちゃ良かった。

待遇や立地も良し、仕事内容も良し、社屋のビルも良し。

「○○資格保有者のみ」とか「○○の経験者は優遇」とか面倒な要項も一切なく、私みたいなノースキル初心者でも肩で風を切るように応募ボタンを押せた。
(まぁそのぶん応募者しぬほど多いだろうけど)



幸運なことに書類選考も通ったので面接に行ってみると、まずは「どうぞ奥(上座)にお座りください」とすすめられた。

ここで「あひゃ~。そんな謙虚な企業さんなんですね。好きっ。」ってなったので、とりあえず謙虚のオウム返ししておこうと思って下座に座った。

面接官が入ってくるときもちゃんとノックされたし失礼しますっていう声かけもされたし(声かけしない企業のほうが多い)、入室して早々に「あっ、奥どうぞどうぞ」って言われて結局上座に座らせてもらった。


威圧感とかふんぞり返り感も全くないし、面接官が複数名いたけどお互いに仲良さそうだったし、面接官の人たちも優しい目付きをしてたので、全然警戒せずに済んだ。
「募集要項だけではわからないことが多いですよね」って自ら細かいところまで教えてくれたり、こちらの質問にもしっかり答えてくれた。


そして何より応募書類の持参が不要だったところが神。
あれの準備があるだけでまぁまぁ面倒だからな。




ほんとに今回の転職活動してきた中でダントツに好感度高い会社なので、まじでここに入りたい。

と思ったけど、私にとっての魔のセリフ「しっかりされてますね~」を言われてしまった。

受け答えハキハキしてちょっと向上心高い系みたいなことを言うスタイル&緊張すると地声になるのが染み付いてしまってるので、外面だけは良く(というか落ち着きすぎて堅く?)見られやすい。
そしてその作り上げた外面に対していただく評価が「年齢のわりにしっかりされてますね~」なのである。4社に1社くらいは言われる。

そしてその評価をもらった会社はだいたい不採用になる。
例外は携帯番号教えてくれたあの社長くらい。



まじでこれは切実なジンクスで。
「よっしゃ、誉められた!」と喜んでいるところにわりと早めの不採用通知が来たりするからめっちゃ凹む。


ていうか20代も後半の社会人でしっかりしてない人っているの??
そりゃたまには覇気もヘチマもないようなボソボソ人間もいるけどさ、だいたいはちゃんと自分のアピールとか企業への売り込み文句を一通りイメトレしてこれでもかと言わんばかりにアピールするもんじゃないの??

それとも「わかりませぇん」とか「えっとぉ、あのぉ」とか言う奴が普通なの??

「年齢のわりに」って何??

そのコメントは高評価なの?低評価なの??




っていういつものスパイラルに陥るのでもう考えたくありまへん。

もう二度と踏み入れないかもしれない社屋の床を踏みしめたその足で、今回も変わらずその会社近くのケーキ屋でケーキを買って帰るのでした。ちゃんちゃん。






●LGBTQIA+&DINKS

とーきょーとあだちくの議員の発言が話題になりましたね。

私は日頃からセクシャルマイノリティに興味関心があり、まぁまぁの頻度でそのことについて考えたりすることがあって。

自身の自覚としては「彼氏いるの?」じゃなくて「恋人いるの?」といったように発言には気を付けるようにしているし、相手が引け目を感じないように友好的かつ相手の考え方を尊重するような会話(のイメージ)をしている。

万が一「うわぁ、それは理解できないわ」って思うことがあってもなるべく態度や口には出さないようにしている。


これが私の「普通」だから、例の議員みたいな考え方をしている人に対してはちょっと軽蔑というかレベルを下に見ちゃう。
もちろんそれも口には出さない。文字にはしてるけど。

ちなみにその議員も、「普通」がそれ(LとGが増えたら困ると思っていること)だからそう発言しただけのことであって、その議員の「普通」を「おかしい。失礼だ。謝罪しろ」って言ってる世間も、議員から見たら「批判するやつは間違ってる。なんでワシが謝らなあかんねん」てことなんだよな。
まぁ思ってることを口に出したから批判されてるんだけど。

だからその点では誰も彼もが議員と同類なのかもな。

ダブルスタンダード
人にはそれぞれの信念があり主張がある。
これだから人間社会は面倒なのよね。






でも確かに不思議だよなーて思うよな。
なぜほとんどの人が異性愛者なんだろうとかね。

お人形が好きでメイクもして声も少し高めにして女っぽくなろうとしてるけど、性の対象が女である男もいれば。
服装は男で性自認も男なのにしゃべり方は女っぽい、性の対象が男である男もいれば。
性自認は女なのに体は男のままで良い男とか。
性自認が女だから体まで女になりたい男とか。
もともとは男を好きだったのに、男にいじめられたせいで女を好きになる女とか。
男の格好をしてるけど性自認は女で男を好きになる女とか。

ほんとにいろいろいるから、もうセクシャリティとかではなく単純にただの個性であるだけのような気がする。

あの子はくせ毛
あの子は高身長
あの子は福耳
あの子は真っ黒の服しか着ない
あの子は20代になっても母親と手を繋いで散歩する
あの子は日光を避けるくせに日焼けサロンに行く
男性でもメイクをする
男性でも専業主夫になる
女性でもワキ毛を生やす
女性でも一家の大黒柱になる

とか。そんなレベルに感じるわ。




セクシャル以外のところももっと自由になればいいな。例えば子供の有無とか。

ネットの中では子供を持たない人生を肯定する声もよく見かけるけど、実際に出会う人々は「子供産むなら早めにね」とか「子供できたらほんまに人生変わるよ」とかばっかり言う。
こちらが産まないと決めていることなんて想像すらできないかのように。
まぁ子供できた幸福感を抑えきれなくて自慢したくなるだけだろうけど。



セクシャルマイノリティが声を大きくし始めているこの時代ではあるけれども、DINKSの声の大きさはいかほどなんだろうか。

うちのおばあちゃんがマジで「ひ孫はいつだ」とか「子孫がいないならこの家と墓は誰が継ぐんだ」とか幼稚園児を見て「あんたの歳ならこのくらいの子供がいるのが普通」とかをわりとこまめに訴えてくるので、まぁまぁめんどくさい。

まぁ戦時中の人だから、価値観が固定化されきってしまってるのは仕方ないけど。

産むことが前提。子孫繁栄が当たり前。苗字と家と墓を継いでいくのが人間の使命。
これがおばあちゃんの「普通」。
しかし私の「普通」ではない。

名前が残るからなんなの?家と墓を守ってどうするの?先祖代々を大切にしてなぜ目の前の孫を蔑ろにするの?
という疑問というか反抗心はあるけど、もう認知症の彼女に聞き入れてもらうことはできないだろう。
もしかしたら私が思ってるよりもボケてなくて私の主張もちゃんと聞いてくれるかもしれないけど、私にとって「おばあちゃんは人の話を理解することができないのが普通」だと思ってるので、もう今生ではお互いにわかりあえることはないでしょう。






っていう「両者の意見はよく分かります」みたいな姿勢をとってしまうなぁ。いつもいつも。

ほんとに分かってるか自分でも分かってないのに。







●彼のこと

いまだに毎日思い出す、元彼。

マジでもうクレハに苦しめられ始める以前に終わった話だし、いい加減しつこいし飽きてる。

けど、おいしいものを食べたら「これを食べたときの反応を見たいし見てほしいな」って思うし、きれいな場所を見つけたら「いつか一緒に行ける日が来るかもしれないから住所メモしておこう」とか思ったりする。
しかもごく自然に。無自覚で。


いい加減あっちも生活とか恋人とかの新しい変化がいくつも起きてるだろうし、私のことなんか思い出の1ページがてら旅行先で買ってきた100円のポストカード程度の過去になってるだろうし。



何より私にとってのメリットが全くない。一つもない。
行きたい場所リストに美味しそうなお店や興味のある観光地が増えていくだけ。



次の恋が無いからこんなに固執してるんだ。
私には次の恋が必要だ。
とは思っているものの、無職、ブッコロナ、人嫌い、出不精なんかがキレイな層を成して、現実から私の目をそらせようとする。



そしてたまに考える。
私がそこまで神経質にならなければ、いまでも続いていたんじゃないかなって。

というのも。


私はもう物心ついたときから抜群にこじらせてるので、正直いうとデキ婚のくせに子供二人→離婚っていう経歴の元彼がめちゃくちゃ汚らわしく感じていた。
理性なく下半身に忠実になった結果デキちゃって、結婚せざるを得なくなって後悔したくせに、また生でやって子供殖やして、しょうもない理由で離婚して、後に残るのは養育費という名のローンと面会の義務と戸籍のバツ印。

でも嫌いになれない。でも私より子供が優先なのは決定事項だから余計苦しむ。
みたいな負のサイクルをずーっと繰り返してた。


かたや似たような境遇の彼氏がいる私の友達は「彼氏がかわいくて大好き」というそれだけの感情しかないらしい。


前に私が「前の奥さんとのことが気になったり、子供の存在がつらくなることはない?」と質問したことがある。
でも友達はあっけらかんとした様子で「もう過去のことやし、面会は奥さん無しでしてるらしいし、子供に罪はないし」と言っていた。


そのさっぱりとした態度に私は「なんで自分はこう思えないんだろう」と自己嫌悪に陥ったものだ。


私がいくらHSPだかなんだか知らないけど、元彼の元彼に元嫁の粘液がいつまでも付着しているわけでもないし、しょっちゅう子供と会ってるわけでもないし、ましてや元嫁と関係が再開してるわけでもないし。


こんな風にウジウジ考えて、自分で自分の喉をせき止めて、一気に爆発して混乱して、続いていくかもしれなかった関係を絶ち切った。


友達のように落ち着いた自信があれば、まだ続いていたのかもしれないと、よく思う。



不満はいろいろあったんだけどさ。
でも根底に揺るがない「好き」がずっとあったせいで、いろいろ苦しむはめになりましたよね。


でも好きっていうよりかは孤独になるのが怖いほうが大きかったのかもしれないな…。





もう眠くて何書いてるかわからんわ。
午前4:30になっちゃった。寝なきゃ。

ニート最高!