ネガティブ女は頑張らない

ネガティブで孤独なOLは頑張って頑張らずに生きたい

無職になると人生振り返る?否。

3時に寝て9時に起きたせいか夢は見なかった。
ゲームやるとついつい時間を忘れてしまうけど、夢を見たかったらちゃんと寝ないとなー。



今日は予定どおり地元散策の旅を決行した。
どしゃ降りを覚悟してたけど、出かけてた時間はまるまる曇りや晴れだったので楽だった。
家族との会話で出たところだけを巡っただけなので時間にしては一時間にも満たない旅路だったけど、こんなさびれた田舎の過疎地域をわざわざ歩いて回るなんてことしなかったので、おもしろくはないし新鮮味もないけどまぁ悪くはなかった。

帰宅してから後悔するくらい大量に買うかなーと思ったけど、なんか実際に見てみると「やっぱいいや」ってなったので、パン屋とか団子屋とか練り物屋とか7~8店舗回ったうちパン屋とケーキ屋の2店舗だけ買い物した。

帰り道、10mくらい離れた民家から出てきたマルコメ君みたいなキッズに急に「こんにちわー」って奔放に言われて笑った。
知らない人に声なんか絶対かけない人間を何年続けてきたかわからない私にとって驚きの行動だったし、何よりこういう子がまだいるんだなぁとちょっと感動した。



ふいに、人生で得る学びって、他人から得る学びと自分で得る学びの二種類があるなぁって思った。

他人から得る学びは、単純に学校の授業とかもそうだけど、今回のマルコメ君みたいに他人からポンと出てきて「あ、そういうのもあるのかぁ」と思うこと。

自分で得る学びは、起こった事象に対して自分が「こういうことなんだな」って考えて身に付けること。

なんかゆーちゅーぶで仲良しカップルが会話してるところを(偶然たまたま不可抗力で)見て(しまって後悔しながらも一応最後まで見て)思ったんたけど、なんていうか、「これが人間と人間の付き合いだな」って学びを得た。

めんどくさがらず自分の気持ちや事の経緯を言語化した会話をちゃんとしてて、相手へ配慮した反応を返してて、時には爆笑したり涙を見せたり下ネタを言ったり触れたり、相手が喜びそうなことを自分なりに実践してみたり。
こういうのを見て、なんか自分達はこうじゃなかったなぁって気付いた。

お互いが自分の気持ちを正直に言うなんてあんまりなかったし、私も溜めてから爆発させるほうだったし、向こうは向こうで答えの出ないことを考えることや理解し合うことを放棄してる仕事一筋人間だったし…。

動画のカップルがアクセサリー交換してるところを見て思い出したけど、私の誕生日にプレゼントなんて一回も貰ったことない。
ちゃんと祝ってくれたし会社終わりでも会ってたけど、ちょっといいゴハンを奢ってくれるだけだった。

もちろんそういう祝い方もあって不思議じゃないしゴハンご馳走してくれるのは嬉しかったし今では元彼の考えもわかるけど、当時の私は何でもいいから相手が考えて選んだプレゼントが欲しかった。
ネックレスでもメッセージカードでもぬいぐるみでも何でもいいけど、とにかく消えてなくならない物体で、私のために買いに行って悩んで選んだ物が欲しかった。

プレゼントみたいなのを考え出すと「面倒だし何選んでいいかわからないし気に入らないものだったら悪いから食事でいいや」ってなってしまう人だったのかはついぞ知らずに終わっちゃった(というか忘れた)けど、この動画のカップルを見て「こうやって彼女のために自らプレゼントを買ってきてくれる人もいるんだな」「そしてその行動に対して嬉し涙を流すような幸せな女もいるんだな」っていうことを改めて思い知った。他人から得た学び。

同時に、昔の自分がいかに思い込みの激しい柔軟性皆無の浅はかな小娘だったかも思い知った。自分で得た学び。

「そんな考え方で生きてるんや…なんか虚しい人やな」みたいな悪い学びはたくさん得たけど、
「そんな考え方もあるんや!すごい!」っていう嬉しい学びは少なかったことも思い出した。

それこそ言ってみれば価値観の違いという単純なものなんだろうし、昔の私は視野が狭すぎて器の小さいクソガキだったせいもあるけど、次は嬉しい学びをさせてくれる人がいいなぁって漠然と思った。
わがままを言うなら、自分で得る学びにポジティブなものが多くなるくらい、明るくて嬉しい学びを与えてくれる人。



何が言いたいかっていうと、平和に愛し合ってるカップルが羨ましい。
欲しいって言ったものを覚えててくれる彼氏欲しい。
嬉しくて泣けるくらい正直な女になりたい。
やりたい。



ていうか地元ってなんか不思議な力があるよなぁ。
マルコメ君みたいな子と遭遇したのは本当に偶然だし、無職で心穏やかになってるから地元も悪く見えないって理由もあるかもしれないけど、なんかギスギスした心で地元に帰ってくると、大事なガラクタの入った宝物箱を開けたときみたいな気持ちになる。

キレイなものも汚いものも劣化しないままそこに入ってるけど、もう動かなくなったものだったり、見ても心が動かされない自分がいたり、変化してることとしてないことの差が悲しくて嬉しい。
道端に落ちてたパチンコ玉とかどんぐりとかよく集めてたもんな…。
今ではただのゴミだと思うものがなんであんなに好きだったのか。



無職になると時間ができて思案する時間も増えるのかなって思ったけど、一人暮らしで会社に苦しんでる頃もこういう考えはちょくちょくしてたので、私って言葉遊びが好きなのかもなって思いました。自分で得た学び。



それにしても元彼との交際は反省点ばっかりだわ。
今より若くて思慮も浅くて恋に盲目になって自分を優先しすぎて相手を蔑ろにして相互理解を深めようという俯瞰的な視野がなかったので、相手が悪い悪いと思ってたけど自分が一番悪かった。
3年くらい引きずってたのもこういう後悔があるせいだったのかも…。

次はもっとうまくやる。
お互いを理解して尊重するために歩み寄る関係性を大事にしたい。
その考えを共有してくれる人を見つけたい。
あともうバツイチ子持ちはうんざり。





ていうか、いいなって思った人にはすでに相手がいる法則なんなの?