ネガティブ女は頑張らない

ネガティブで孤独なOLは頑張って頑張らずに生きたい

えばーぎぶあっぷ


凪。
最近の状態は、凪。


特に困ったことも、自分の料理に飽きたことも、魔女へ憎悪も、目覚ましに起こされて化粧をすることへの嫌悪感も、孤独感も、性欲も、すべて凪。


ほどよく暇でほどよく仕事があって、ほどよく憂鬱でほどよく気楽で、そしてべらぼうに眠い。

気温が上がってきたからなのか、気持ちが少しほぐれてきてるせいもあるかも。
花粉症が不安だったけど、まぁまぁいいお値段の鼻炎薬が抜群に効いてて全く問題ないし。
元彼への未練もようやく薄れてきたし。


なんだか超~~~~~フラットなきもち。



趣味がないから何か探してみようかな、とさえ思っている。少し前に探して結局なにもしなかったことを忘れたフリして。
だって行動するのっていろいろ面倒だし、その面倒をしてまでやりたいことってなかなかないんだもの。
何がしたいのかもわからないし。




昔からそうなんだ。
昔から『自分は何がしたいのか』がわからなかった。

水泳の習い事の体験教室に行った記憶はあるけど、水に顔をつけるだけで怖かったから体験だけで終わったし、
自発的にではないにしろ体操教室にも行ってたみたいだけど、トランポリンをずっとピョンピョンして頭から落ち続けるのを楽しんでただけみたいだし、
姉がピアノを習っているときも、教室には喜んでついていったけど自分が弾いてみたいとは露ほども思わなかったし、
絵を描くのが得意だと思い込んでたから美術部に入ったけど、部活そのものが思い描いてたような本格的な活動じゃなかったから興味なくなったし、
吹奏楽部に入ってからも楽器で楽しくてこれで食べていこうと妄想したことはあるけど、血が滲むような努力をしたりだとか専門的な学校に進学したりだとかはしなかった。


小学生のころ、将来の夢を作文だったか絵だったかにする授業があった。
頭の中には「将来の夢なんか無い、わからない」とうすぼんやり感じていた気持ちは確かにあったのに、子ども特有の思考を飛ばす残酷さとしらばっくれ方で「パン屋さんかケーキ屋さん」みたいなことを書いた気がする。
私はあのときから、自分の将来像が何もなかった。



他の人、たとえばスポーツ選手や歌手なんかでもそうだけど、なんで今の職業に就くことになったんだろうか。

好きなことを続けていたらそうなってたの?
それともその職業を目指して死に物狂いで努力したの?死に物狂いになれた理由は何?
親にどのくらいお金を払ってもらったの?同じことをしてる他人と比べて自分は劣ってるとか思わなかったの?なんでその程度でプロって名乗れてるの?あまりすごいと思えないのは私だけ?



まぁなんだ、そういうことを考えてしまってかしまってなかったかはわからんけど、プロと呼べるレベルまで上達したいと思えることがなかった。
あったかもしれないけど、自分には無理だとかお金のこととか将来のこととかを思って諦めたのかもしれない。

それらをすべて乗り越えた人が、(たとえ私から見てそうでなかったとしても)プロや社長や有名人と呼ばれる人になってるんだろうか。









とかって考えて卑屈になることも他人を羨むこともふわふわ~と流せるくらい最近はフラット。

ほどよく流してさっさと人生終えたい。
でも死に際に「しょーもない人生だったな」としか思えないのも癪。


まぁそのうち、元気とかやる気とかが芽生えたらそのときにでも。


とにかく少しでもこのフラットな状態が続いてくれますように。