手塚大先生の名作ブラックジャックの漫画にこういう話がありまして。
角膜移植をした女の子が、術後になって急に「知らない男性が見えるようになった」と言い始めた。
その女の子以外の人に男性の姿は見えなかったので、女の子は角膜移植が原因で自分だけに見えるようになったのだと思った。
その男性を探すため、執刀したブラックジャックに角膜の持ち主を訪ねる。
調査によると、その角膜の持ち主の死因は他殺で、女の子にだけ見えていたあの男性は、実は角膜の持ち主を殺した犯人だった。
殺される直前に見た犯人の姿が、角膜に焼き付いていたのだ。
というあらすじ。
かるくググったところ角膜そのものに像を焼き付ける機能は無いらしく、網膜やら脳やらが原因ならもしかしたら有り得るかもね的なことを書いていた。
なんでこんな話をするのかというと、似たようなことが今まさに起きておりまして。
動物のパネルを揃えて消すパズルゲームを昨日やったんだけど、そのキャラが残像で見えるんですよ。
普通に生活するうえではまったく支障ないんだけど、ふとしたときに焦点の当たったところに透過率80%のキャラがパパパーって写っては消える。
ウェブサイトとかで、マウスポインタの動きにあわせて波紋が広がったりクリックで色が弾けたようになるモーションがあるじゃないですか。
あんな感じで、とぼけたウサギや、のろまそうなクマや、変に目付きの悪いオオカミが、目線の動きに合わせて出ては消えを繰り返すんです。
なんか怖ぇ…。
助けてブラックジャック先生…。
ついでに抱いて…。
なんでこんなんなるのか真面目に調べたけど、やっぱ体の異変をネットで調べてもあんまりわかんないな。
問題が脳なのか目なのかわからんし、似たようなことになってる人はいるけど決まった像(とぼけたウサギとか)が出てくるわけじゃないぽいし…。
まぶしいところを見た直後とかならわかるけど、一晩寝たのにまだ消えないのは変だよな…。
黒男…頼む…慰めてくれ…下的な意味で…。
